2011年5月14日土曜日

政府の救助隊が約30匹の犬猫を保護。今後最大200匹以上救出予定

Government of Japan Launches Animal Evacuation Operation in Fukushima
May 13, 2011
http://www.prnewswire.com/news-releases/government-of-japan-launches-animal-evacuation-operation-in-fukushima-121785498.html

20キロ圏内放置動物の監督・移動・除染の安全な実施法などを含む報告を受けた翌日、日本政府は圏内放置動物の移動作業を開始した。この動きはIFAW主導の元、関係の専門家たちが今月初めに放置動物救済方法を話し合う、東京で開催された会議の結果によるものである。日本の環境省と農林水産省はオブザーバーとして参加した。

「災害発生以来、福島の動物たちのことが懸念事項であった。日本政府が救助作業を開始したことで、私たちは安堵している」と、IFAWの災害担当責任者デック・グリーン博士は述べた。「獣医師のチームと環境省の職員らは、動物と人間双方の安全強化を目標とするIFAWの推奨に従っている」

「一時帰宅計画」と名付けられた計画には動物救助も含まれており、政府職員は避難住民に立ち入り禁止区域への帰宅を許可するだろう。この計画実施にあたり、環境省は福島県当局やEAHEmergency Animal Headquarters)と協働している。

511日火曜日以来、救助隊は少なくとも27匹の犬、2匹の猫を危険区域から連れ出した。救出ペットたちをシェルターに送る前に、委員会の推奨に沿った注意深い監視と除染作業が実施されている。

その居場所によって動物の放射能汚染値は様々だと救助者は考えている。「これまでのところ、除染が必要な動物はいなかった」と環境省のコニシ・ユタカ氏は述べた。「仮に除染が必要な動物が出た場合、私たちは委員会の報告にある推奨に従うだろう」

報告によると福島県の職員は、20キロ圏内に置いてきたペットを連れ戻し、動物可の仮設住宅でともに暮らすことを避難住民に許可しているという。救助隊は今週、100200匹の動物を救出する予定だ。「私たちは当局に、この救出活動の継続とさらに数百匹の動物の救出を促している」

IFAWについて:
1969年に創設されたIFAWは、世界中の危機において動物を救う。40以上の国家におけるプロジェクトで、IFAWは個々の動物を救い、動物虐待防止活動を行い、そして野生動物やその生息地保護を促進している。詳しい情報はwww.ifaw.orgにて。フェイスブックおよびツイッターでIFAWをフォローできる。


読後の感想:
以前掲載したIFAW主導、米農務省や環境省などの代表者会議結果報告記事。この記事を読んだ限りでは、あの会議は役に立った模様。
自国の国民には尊大な「お役人サン」たちも、西洋主要国のそれなりの人たちには案外弱かったりするらしいので、もっともっとプッシュして日本政府を動かして、少しでも多くの20キロ圏内放置動物たちを助けて欲しい。